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以前のエントリ「Firefox3 rc2の安定性は?」で、バッファ周りの
セキュリティホールの可能性についてちょっとだけ書きましたが

ゼロデイ発覚も史上最速か:Firefox 3に早くもゼロデイの脆弱性、
任意のコード実行の恐れ (ITmedia, 2008/6/19)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0806/19/news034.html

さっそく任意コード実行の脆弱性が発見されたようです。
脆弱性はFirefox3.0と2.0.xに存在する、とのことなので
Fx2から潜在不良をそのまま持ってきてしまったぽいですね。
Mozillaには既に通報済みで、現在対応に当たっている、とのこと。

ソフトウェアのバグは、規模に応じて確率的に発生するものなので
バグをゼロにすることができないのは実際しょうがないところ。
むしろ顕在化したバグに対して、どれだけ適切にスピーディーに
対応できるかが、その開発チームのサポート力と言えるかと思います。
Open Sourceの小回りの良さを生かして、実行速度だけでなく
不具合対策の速度も「史上最速」のブラウザになってくれることを
期待しています。
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6/17(日本時間で6/18)公開予定だったFirefox3が、予定通り
本日公開されました。

アクセス集中のためか、Mozilla.jpの調子が悪いようですが
本家のMozilla.comでも日本語版をダウンロードできるので
つながらない場合はそちらから入手すると良いかも。





内容的には、6/10にこっそり出ていたRC3とほぼ同じもののようです。
ただしGoogleアップデータでクラッシュする問題は解決されていました。
(Firefox側で修正したのか、Google側で修正したのかは謎ですが)

高セキュリティが必要される用途にはまだお勧めできませんが
個人で使う分には充分な仕上がりになっているかと思います。
やはりサクサク動作するのは気持ちいいですね。
たまにWindows UpdateのためにIEを起動すると、もっさり感に
悲しくなります。



先ほど確認したらMozilla.jpのトップページにこんなアナウンスが。



http://mozilla.jp/
 

さすがにサーバーが負荷に耐えきれなかったもよう。
トータルのダウンロード数がどれだけ行くか、興味のあるところです。
NTTドコモ、「見えないバーコード」の携帯展開で合弁会社
(日経ネットマーケティング, 2008/06/17)

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080617/308440/


見えないバーコードとはドットコードと呼ばれる技術。
グリッド内に分布するドットの位置を情報として記憶するもので
正確には「バー」コードではないけれど、そこはご愛敬。
赤外線のみを吸収する特殊インクを使うことによって、肉眼では
ほぼ判別できないように印刷することができるそうです。


それはそれとして、問題はこの紹介文章。
紙などの印刷物上の2mm角に約300兆のコードを
埋め込むことができる。

それ何て量子記憶装置?!素子サイズいくつよ!と驚いたら
Grid Onputのドットコードは、2mm角に48bit相当の
ドットパターンを生成できるので、約300兆の
完全にオリジナルなコードの発行が可能です。

ああ、完全にひっかかりました・・・なさけなや。
10000円もらえると喜んでたら16円だった、くらいのダメージを受けました。


まあそれは置いておいて。
このドットコード、技術としては面白いかと思います。
情報の単位がドットなため、多少印刷が悪くてもドット中心を計算することで
データの復号が可能というロバスト性の高さも使いやすそうです。

ドットコードの概要はこちら。(技術情報はほとんどないですが)

Grid Onputの概要 (GRID MARK社)

http://www.grid-mark.co.jp/gridonput.html

方式としては、格子ドットで囲まれた情報ドットが、格子中心から
8方向のどちらの方向に「ずれて」いるかを判断して、それを
3bit情報とするというものらしいです。(たぶん)
情報ドットは2mm枠の内部に16個あるため、3bit*16個で
合計48bitの情報を保持できる。


電子タグを使うまではないけれど、QRコードだと見た目が・・・という時に
気軽に使えるところがいいですね。
白黒のモザイク模様が過去のものとなる日も、そう遠くないかもしれません。


QRコードを特殊インクで印刷すればいいやん、とか身も蓋もないことは
たとえ思っても言ってはダメです。
仙台市立病院採血器具使い回し 市長「非常に遺憾」 (Kahoku Shimpo, 2008/6/11)
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/06/20080611t11038.htm

採血器具使い回し、健康イベントで4千人に 福岡市 (朝日新聞, 2008/6/16)
http://www.asahi.com/national/update/0616/SEB200806160003.html


採血器具の使いまわしネタがブームのようです。
チャンス到来、view数の稼ぎ時とばかりに、いかにもなタイトルで
不安をあおる記事が次々と出ているようですが・・・



採血針とホルダー、真空採血管。真ん中が問題の「ホルダー」。
(Image: 医療安全推進ネットワーク)


「採血器具」とひとくくりにすることで、あたかもさまざまな医療機関で
採血針を使いまわしていたかのような記事ばかりを見かけますが、
の使いまわしと、真空採血管のホルダーの使いまわしは
分けて考えないといけません。
針の使いまわしは当然、重大な倫理違反です。)

きちんと滅菌消毒したホルダーは感染経路にはなり得ません。
これが汚染の原因となるなら、採血時に腕をしばるバンド(駆血帯)や
ひじをのせる台など、採血を行う場所のすべてを使い捨てにしないと
いけなくなります。
危険があるとすれば、ホルダーを滅菌する際に、作業者がミスで
付着血液により感染してしまう可能性ですが、これは医療機関側の
リスクであり患者側のリスクではありません。

むしろ、
針は使用の都度交換したが、皮膚が接するキャップ部分は
消毒し再使用した。使い回しした患者は100―150人と
みられる。
このような記事を書くことで
「消毒しても問題なほど、患者との間接皮膚接触は危険なのか」
と勘違いした人が、肝炎患者やエイズ患者などに対して
差別的な言動を行う可能性のほうが危険かと。





採血方法に関するゴタゴタの裏事情は↓に詳しくまとめられています。

採血方法を巡る医療現場の混乱に終止符か!?
標準採血法のガイドライン公表と真空採血管の騒動の行方
(医療安全推進者ネットワーク)
http://www.medsafe.net/contents/recent/52jccls.html


そもそもの発端は、内部を滅菌処理していない一部の真空採血管を
使用した場合に、採血した血液が逆流して、汚染された血液が
体内に入ってしまう、という可能性が指摘されたことでした。
この問題に対し、厚生労働省が逆流を防ぐための通知を出します。

真空採血管の使用に関する厚生労働省通知文
(平成15年11月17日発及び平成17年1月4日発)
http://www.jamt.or.jp/information/official/h17/050111.pdf

しかし厚労省通知の手順にそのまま従うと、
駆血帯を外す手順の違い
などにより、
患者によっては採血が困難となるなどの問題が発生して
現場に大きな混乱を引き起こしてしまいます。
事態を収拾するため、JCCLS(日本臨床検査標準協議会
)が実情に即した
採血手順ガイドラインを作成し、なんとか混乱は収まりました。
これで皆happy、だったはずなのですが・・・

ここで厚労省通知とJCCLSガイドラインで、ホルダーの扱いに
差が出てしまいました。

厚労省通知では、
「ホルダーは患者ごとの使用とし、使用後は廃棄すること。
(ホルダーに血液が付着した場合は、交差感染のおそれが
あるため。)」
と書かれています。

対するJCCLSガイドラインでも同様に
さらに、ホルダーに付着した血液を介した患者間の
交差感染も起こり得ると、JCCLSは指摘する。
真空採血管をホルダーから抜く際、真空採血管に
穿刺する 側の針に装着されたゴムスリーブに血液が
付着し、それがホルダーを介して別の患者の体内に
入り込む危険性があるというのだ。そのため、
患者ごとにホルダー を交換し、原則、使い捨てに
するよう求めている。
というように「原則」として使い捨てにすることが求められています。
ただし、ガイドライン作成者のコメントで
ただ、現時点ではホルダーの供給体制が
十分ではない可能性もあるので、過渡的には
洗浄・消毒による患者ごとの交換でもやむを
得ない。その場合は、洗浄の効果やホルダーの
劣化に注意をして欲しい
とあるとおり、使い捨てがベストとはしながらも、過渡的には
充分な洗浄・消毒で代用することも現状ではやむをえないと
しています。

まあ、実際は
厚労省通知のほうも
「ホルダーは医療用具でないため、当局が使い捨て化を
義務づけることは出来ない」(厚労省安全対策課)
というくらいの内容だったようです。
そもそも通知には法的拘束力は無いはずなのですが・・・


つまり、現実的に使えない厚労省通知ではなくJCCLSの
ガイドラインに従う多数の医療機関では、最終的には
ホルダーは使い捨てにするのが望ましいが、現状では
供給やコストを考えて、現場の責任できちんと洗浄・
消毒して
使え、という認識だったのです。
それをマスコミが

「通知と手順が違う」

などと特ダネとして飛びついた結果、このような騒ぎに
なってしまった。
これまでの経緯や、ホルダーをきちんと洗浄・消毒して
再利用することのリスクは実際どれだけあるか、ということを
調べようともせず。

医療機関側も、きちんと反論すればよいのですが・・・
反論すれば余計に叩かれる、というジレンマがある以上、
ひたすら記者会見で謝罪するしかないのが切ないところ。
まあ、燃え広がる前にトップがひたすら謝るというのは
リスクマネジメントとしては教科書どおりの行動です。





厚労省の通知にあくまでも従うべき、というのなら、それはそれで
一つの判断かと思います。
それならば
厚労省が順次、きちんと周知徹底していけばいいだけの
ことです。いきなり
「明日からソレ禁止ね」なんて通知を出して
うまくいくはずがありません。メーカーのホルダー供給を増やしつつ
順次手順を変えていけばいい話で、
それほど危険性や重大性がある
テーマではなく、即座に手順を変えなければいけないほどの
話でもないのです。
あたかも重大なコンプライアンス違反が全国津々浦々の病院で
行われていたかのような報道を行う意味は全くありません。


どれくらいの感染確率があるものなのか、医学的見地から危険性を
調査・考察もせずに、
ただいたずらに不安をあおりPVを上げて
広告収入を得ようという姿勢は、悪質なアフィリエイト・サイトと
ほとんど変わりません。
冷静な立場からの報道がもっと増えてくれればいいのですが。
ふと気がつくと空っぽで愕然とするのがHDD容量とサイフの中身。
脳内インデックスによる分散ストレージシステム(退役HDDの
タコ足接続ともいう)も限界となってきたため、勢いに任せて
こんなもの↓をポチってしまいました。



COREGA CG-NSC4500GT
絵が汚いのは、きっとSH905iにフラッシュが無いせいです。

PromiseのRAIDコントローラを搭載したSATA HDD*4のNASで
ホットスワップにも対応しており、機能面に隙はありません。
ただし巷の噂で爆音と名高いのが気になるところ。



某ソ○マップでセール品を購入。

HDDは省電力・低発熱・低騒音を期待してSamsung 5400rpmを採用。
640GB*4をRAID5構成にして約2TBのストレージ容量とします。
NAS用途なので速度は見ないふり。
ガワがうるさければ低騒音の意味ない、なんて意見も聞こえないふり。

それにしてもSamsungのHDDは、カタログスペック上はHGSTや
Seagateなどの先端メーカーと比肩するようになってきました。
CPで見れば他社を上回るケースも多々あります。
このあたりのコストと性能のバランスの良さが、外付HDDや
組み込み家電(HDDレコーダなど)に採用される要因なのかも。
初期不良率がかなり高いらしいという噂が怖いところですが、
まあRAID5だし問題ないでしょう。ないといいな。

ちなみにHDDの同時多発自爆でRAIDデータをクラッシュする
可能性を下げるには、HDDのロットを分けるのが有効です。
HDDを買うときは大きめの店で、RAID用に使うのでロットを
分けてくださいとお願いすれば対応してくれるかも。
(運が良ければ。)

今回はネット通販で面倒くさかったから、特に指定なしで購入。
まあ壊れたら壊れたとき。ブログネタにもなるし・・・


★★★


ではさっそく組み立て作業に。
オレンジのプラスチック製ガイドをHDDにネジ止めしていきます。
ガイドを付けたHDDはこんなかんじ。



けっこう安っぽい。外から見えないからいいけど。


注意点としては
「ネジはNSC4500GT付属品を使う」
HDD付属のネジを使うと、ねじ頭が大きいためケースに入りません。
16個のネジを止め終えてから、ケースに入らないことに気がついた
トホホ感といったら・・・

あとはサクサクとHDDをケースに差し込んでいきます。
そんなに力を入れなくてもスムースに入ります。

なお、SATAコネクタは頻繁に抜き差しするようには作られていません。
(UATAよりはるかにマシだけど)
RAIDならそんなに抜き差ししないから問題なさげですが、SATAの
コネクタを直接抜き差しするリムーバブルケースなどを使う場合は
用途を選んだほうが良いかもしれません。



隙間はあまりありません。高発熱HDDだと熱処理がきついかも。


これで物理的な作業は終わり。
あとは電源ケーブルとLANをつないでスイッチON。

おおおおおおお

・・・やはり爆音の噂は本当だったようです。

あとは適当なPCからwebブラウザを立ち上げて、httpでNSC4500GTの
IPアドレスを叩けば管理画面が現れるので、アレイの設定をして
10分くらい待つと構築完了。
もうこれでSMBで普通にアクセスできます。
あとはNTPなりDLNAなり(DLNA用ソフトをCoregaのwebページで
入手する)を用途に応じて設定すれば終わりです。

SMBによるファイル転送速度は、書き込みで~15MByte/s、
読み込みで~25MByte/sくらい出ています。
安物HUBを一段挟んだGbE環境としては、
SMBのオーバーヘッドを
考えれば
まずまずの数値かと。
動画再生や巨大PDF,DOCを開く場合などでも特にストレスはなく、
機能面でも性能面でも問題なく使えています。
爆音を除いては。

正直、
騒音レベルは自作のゲーム用PC(Athlon+GeForce SLI)と
いい勝負です。
少なくとも寝室に置いてはいけないレベル。
もうすこし構造を工夫すれば風切音を減らせると思うのだけど・・・
まあ、ビジネス用にサーバールーム置きを想定した仕様なのかも。
ファン交換とかしてみると楽しそうです。HDDは充分冷えてるし。



アレイ構築直後のプロパティ。


しかし、なんだかんだで1.7TBのNAS環境が、8万円程度で
30分もかからずに構築できるとはいい時代になったものです。

次なる問題は、役目を終えた大量の退役HDDをどうするか・・・
ゆるキャラ、脱力系、ゆとり教育。
「ゆるめ」が話題になる昨今ですが、こんなとこにも「ゆるめ」が。




朝食によく買う金芽米おむすび。
一般的なおむすびより柔らかく握っているのが特徴で、愛情むすび、と
呼ぶのだそうです。
ただし、そのまま食べるのはいいのですが、電子レンジで温めてしまうと
具も米もバラバラになってしまって何を食べているのか分からない状態に。
個人的には、おむすびは固く握ってくれたほうが好みです。
(密度が高いほうが得した気分になる貧乏性という話も…)


★★★


おむすびの好みは置いておくとしても、ゆとり教育による学力低下は
問題となって久しいものがあります。
学力低下の信憑性はかなり疑問が残りますが
危機意識を持った文部科学省が学習指導要領の見直しを進めていますが、
ゆとり教育そのものの考え方は間違っていないと思います。
むしろ、ゆとり教育の運用をめぐる混乱が悪影響を招いたのでは。

事実、ゆとり世代と呼ばれる新人と何人も接してきましたが、
これまでの世代と能力で劣っているということは全くありません。
社会常識にしたところで、敬語が使えないとか髪が茶色いとかは
そんなに目くじらを立てることではない。
社会人の自覚とともに、徐々に改善していけばいいだけのことです。
だいたい、常識的にありえない言動をする年配者のなんと多いことか。
セクハラ、パワハラ、モラル欠如やコンプライアンス違反。
あまり書くとまずいので詳しくは書きませんが、こちらは年を経て
悪化こそすれ改善するなんてことは決して無い。
それに比べれば、ゆとり世代の常識欠如なんてものは些細なことです。

ゆとり世代はコミュニケーション能力が低い、ともよく言われます。
その背景にあるのは恐らく「不信感」ではないでしょうか。
社会や会社、人間関係といったものに全幅の信頼など置けないことを
知っている。
いざとなったら簡単に切り捨てられることを知っている。なぜか。
それは、ゆとり世代が実際に社会から切り捨てられた世代だからです。

遠い世界で勝手に決まった指導要領どおりに勉強し、何ら従来と
変わらない受験戦争を戦い、晴れて無事に社会に出たとたん
ゆとり教育は学力低下を招くなどとこれまでの教育を否定され
あまつさえ「ゆとり世代」などと揶揄される。
教育を受ける子供に選択の自由などなかったのに。

そもそも「詰め込み教育」「ゆとり教育」論争そのものが
日教組、文部科学省、受験産業業界などの権益やプライド、
イデオロギーといったものの道具となってしまったところから
ボタンの掛け違いが始まったのかもしれません。
学校側に押しつけられた総合学習時間、不安を煽って売り上げを
伸ばす受験産業、多様化する生徒の価値観、にも関わらず
一向に改善しない教師の質・量。
そもそも生徒を評価するものさしが変わらない限り教育の方向性は
変わらないのに、ものさしをそのままにしておいて、個々の事象に
ゆとり的な概念を埋め込んでも生徒は何をして良いか戸惑うだけです。
「自分の頭で考えろ」と教えられるのに、受験で必要とされるのは
型通りの受験テクニック。これでは支離滅裂もいいところ。

ゆとり世代のコミュニケーション能力低下を嘆く前に、
若い世代から中年層以降の人々はコミュニケーションを取る価値すら
ない、と見放されてしまったことを嘆くべきではないでしょうか。

教育はだれのためのものか。
ゆとり教育の是非を話し合う前に、学校は金儲けやプライドを戦わせる
道具ではなく、生徒に学ぶ楽しさ、知ることの喜びを教えるところだと
いうことを認識し直してほしいものです。
先日リリースされたFirefox3 RC2
5つのβと2つのRCを経て着実に完成へ近づきつつありますが、
メモリ管理部分からドラスティックに書き直しただけあって
まだまだ不安定な部分も残っているようです。

Ajaxなどでスクリプトがガリガリ動くような重いページだと
ウィンドウに何も表示されなくなったり、突然クラッシュして
しまうことも。


たとえばGoogleアップデータ。





ここで「他のソフトウェアを入手する...」をクリックすると
デフォルトのブラウザ(Firefox3)が起動するはずですが





落ちてしまいます。うーん。


動作はすごく軽快だし、IEとは比較にならないほど
使いやすいので
メインブラウザとして常用したいのだけれど、安定するまでには
まだ時間が必要のようです。
(スクリプト自体にバグがある可能性も否定できないけど)

スクリプトでクラッシュするということは、恐らくスクリプト実行時に
使用するバッファ周りのセキュリティホールも隠れているはずなので、
6月中旬予定の正式リリース後も、高セキュリティが必要となる
クリティカルな用途には
まだ使わないほうが良いかもしれません。
相次ぐ不祥事や政策混迷により、政治への不信感が高まっています。
そんな中飛び込んできたのがこのニュース。

公費タクシーの金品受領、13省庁で502人
(YOMIURI ONLINE, 2008/6/6)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080606-OYT1T00405.htm


深夜帰宅が日常となっている財務省職員の「お抱え運転手」に指名して
もらうために、タクシー運転手がお得意様に金品を提供していた、という
ことらしいです。
朝日新聞のコラムでも「やっぱり日本は役人天国」と書かれていました。
しかし、公費タクシーは午前0時半以降から使えるようになるそうですが
連日そんな時間まで働かざるを得ない状況は「役人天国」なのでしょうか?

金品を渡していたのは、相手が公務員であることを利用して
便宜を図ってもらうため、ではないんですね。
ビールをおごって税金下げてもらおうとしたわけではない。
明らかに受け取り過ぎだった、ごく一部の職員(現金や金券は
国家公務員の倫理規程上まずいでしょう)を除いては、それほど
騒ぐような内容でもない。

倫理上問題となるならば、今後の金品受け取りは禁止とし
過剰なものについては遡って返還させればいいだけのことです。
倫理規定に明らかに反するケース(現金受取など)だけを
処分すればいい。
13省庁502人もの公務員が、職権乱用で不当に利益を得た、
あるいは立場を利用して金品を強要したかのような報道は
明らかに行き過ぎです。
深夜0時半まで連日働くことが職権というのなら、話は別ですが。

むしろ、今日の昼に買った納豆巻きが、逆サイドから見たら
全然納豆が詰まっていなかった事件のほうが由々しき問題です。
巧みに消費者を欺く不当表示の罠が、こんな身近に仕掛けられているとは!


・・・話が逸れました。

水戸黄門や暴れん坊将軍のお決まりパターン、悪代官を成敗して皆happy。
とても分かりやすいし、娯楽としては一級品です。
一般消費者が欲しがるものをタイムリーに提供する。
製造業やサービス業ではとても大事な姿勢ですが、報道各社がニーズに
マッチした娯楽品としてニュースを「製造」するようになれば、それはもはや
報道ではあり得ない。

翻って、たとえば新聞勧誘員がどれだけ景品法に違反した勧誘を行っているか、
についての報道はほとんどなされません。
「悪者」の対象が報道各社と一般大衆に及ぶような内容のニュースは
「市場のニーズに合わないため」丸めてポイされます。


むしろ考えなくてはならないのは
●連日タクシー帰宅しなければならないほどの一部公務員の激務によって
 日本という国の日常は支えられている、という現状をどう考えるか
過当な競争をしなければ生き残れないタクシー業界をどう変えていくか、
 過重労働と低所得に苦しむタクシー運転手の生活をどう守っていくか
という点ではないでしょうか。

タクシー会社の利益は、売り上げに応じて
運転手とタクシー会社が取り分を分け合う
給与体系のためタクシー会社側は次々増車して
利益を確保しようとする。だが市中の乗客は
限られている。タクシー会社は限られた乗客を
獲得しようとし『運賃値下げ』が簡単に
行われがちである。
(Wikipediaより)

ニュースから世論が形成される
→ 世論に受け入れられやすいニュースが報道される
→ そのニュースからさらに世論が(以下略)
→ ・・・

簡単にニュースが手に入る便利な時代。しかしそれは、世論とニュースの
スパイラルがものすごい速度で暴走しかねない危険な時代でもあります。
ニュース提供側が商業主義の原則で扇情的な情報を発信している現状では、
このような連鎖から一歩身を引いてみる余裕が必要となるのかも
しれません。




6/11追記

実際に通商産業省(現在の経済産業省)で働いていた方のコラムがありました。

技術経営戦略考 居酒屋タクシーの裏側 (Tech-On!, 2008/6/11)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080610/153060/

国民には何をしているのかなかなか見ることができない「役所」の仕事の
実際を知ることができます。

「居酒屋タクシー」を批判する前に、なぜこれほどまで役所は残業が
発生するのかを知ることが大切かと思います。
批判することを目的とした批判は何も生み出しません。
予定通り、本日rc2がリリースされました。





本家のmozillaページ(http://www.mozilla.com/)から
「Firefox 3 Sneak Peek」に飛ぶとダウンロードできます。

日本語mozillaページでも公開された模様。
トップページ(http://www.mozilla-japan.org/)から
「Release Candidate ダウンロード」
のリンクを辿ると入手できます。




リリースページのバグリストには不具合の可能性のある項目が
若干残っていますが、さすがにrc3までは行かない・・・と
期待したいところです。

なお、正式版の公開は予定通り6月中旬とのこと。
先日の記事でSafariの危険性について書きましたが、やはり火が
広がりつつあるようです。

Windows版「Safari」にセキュリティ問題、Webアクセスで被害の恐れ
(ITpro, 2008/6/2)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080602/305624/

Microsoft,Apple製Webブラウザ「Safari」の「じゅうたん爆撃」バグを警告
(ITpro, 2008/6/3)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080603/305816/

Microsoftの指摘というところがなんとも。

記事では実証コードを埋め込んだwebページにアクセスするだけで
電卓(calc.exe)が起動する画面が載せられています。
これがdeleteやformatコマンドだったり、あるいはアドレス帳をftpで
転送したり、さらなるバックドアをダウンロードしてインストールする
ようなコードだったりしたら、考えるだけで恐ろしいことに。

Microsoftの見解では
一方Microsoftは5月30日の発表で,Safariのバグと,
デスクトップ上の実行可能ファイルの扱い方に関する
Windowsの仕様が組み合わさって「複合的な脅威」と
なるため,かなり深刻なバグであるとの見解を示した。

「複合的な脅威」がどのようなものか明らかにされていないので
詳しくは分かりませんが、exeを勝手に実行されるのはやはり
深刻なバグかと思います。

そしてAppleの見解は
ただし,われわれはこの現象をセキュリティ上の問題としては
扱わないが,ユーザーの望まないダウンロードを実行されにくく
する方策は考える。
これについては,ヒューマン・インタフェース・グループとの
検討が必要だ。ダウンロード防止策が導入されるにしても,
実現はかなり先になると思う

・・・この温度差は。
ライバル企業同士の発言だということを差し引いても、セキュリティに
ついての意識の差を見ることができるような内容です。


★★★


Appleの企業体質については、かなり昔から疑問に思わざるを得ない点が
いろいろとあります。
(いいところもいっぱいあるんだけどね。それだけにもったいない。)
最近はかなり改善されたようですが、以前のユーザサポートの悪さは
いろいろな逸話があります。
それ以外で最近気になっているのがこれ。





MacBook Airの広告です。
一見、普通のクールな広告ですが、よく右下を見てみると





なんか書いてますね・・・
なんて薄くて小さい文字なんだろう。
安物液晶で、さらに輝度を最低近くまで下げている自分には
視力検査と呼んでもよいくらい判別不能なのです。
過去のMURAMASAとかのほうが薄いから注意書きを書いたんでしょうが、
それならもっと堂々と書けばいいのに。
別に隠すようなことでも、魅力をスポイルするようなことでもないし。


こういう表現を見るたびに、却ってユーザが離れていってるんではないかと
余計な心配をしているのは自分だけではないはず。たぶん。
(と言いつつiPod touch万歳してるけど)
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