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NTTドコモ、「見えないバーコード」の携帯展開で合弁会社
(日経ネットマーケティング, 2008/06/17)

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080617/308440/


見えないバーコードとはドットコードと呼ばれる技術。
グリッド内に分布するドットの位置を情報として記憶するもので
正確には「バー」コードではないけれど、そこはご愛敬。
赤外線のみを吸収する特殊インクを使うことによって、肉眼では
ほぼ判別できないように印刷することができるそうです。


それはそれとして、問題はこの紹介文章。
紙などの印刷物上の2mm角に約300兆のコードを
埋め込むことができる。

それ何て量子記憶装置?!素子サイズいくつよ!と驚いたら
Grid Onputのドットコードは、2mm角に48bit相当の
ドットパターンを生成できるので、約300兆の
完全にオリジナルなコードの発行が可能です。

ああ、完全にひっかかりました・・・なさけなや。
10000円もらえると喜んでたら16円だった、くらいのダメージを受けました。


まあそれは置いておいて。
このドットコード、技術としては面白いかと思います。
情報の単位がドットなため、多少印刷が悪くてもドット中心を計算することで
データの復号が可能というロバスト性の高さも使いやすそうです。

ドットコードの概要はこちら。(技術情報はほとんどないですが)

Grid Onputの概要 (GRID MARK社)

http://www.grid-mark.co.jp/gridonput.html

方式としては、格子ドットで囲まれた情報ドットが、格子中心から
8方向のどちらの方向に「ずれて」いるかを判断して、それを
3bit情報とするというものらしいです。(たぶん)
情報ドットは2mm枠の内部に16個あるため、3bit*16個で
合計48bitの情報を保持できる。


電子タグを使うまではないけれど、QRコードだと見た目が・・・という時に
気軽に使えるところがいいですね。
白黒のモザイク模様が過去のものとなる日も、そう遠くないかもしれません。


QRコードを特殊インクで印刷すればいいやん、とか身も蓋もないことは
たとえ思っても言ってはダメです。
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