忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「ダビング10を人質になどしていない」「メーカーは“ちゃぶ台返し”だ」 権利者団体が会見
(ITmedia, 2008/5/29)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/29/news114.html

まさに泥沼。というより子供のケンカ。
ざっと発言を抜き出してみると

■ゴーサインが出ないのはメーカーが一貫性のない行動を取るためで、
 権利者のせいではない
コピーワンス問題の発端は、メーカーの落ち度にあった
「権利者にとってダビング10問題は、コピーワンスという筋の悪いルールを作った
 メーカーの不始末の尻ぬぐい
ここにきてまた、メーカーは放埒(ほうらつ)な主張
  繰り返し、ダビング10実現を危うくしている
とあるメーカーが、極めて原理主義的に拒否反応を示し、これまでの
 議論も学習せず、さまざまな策を弄(ろう)して多数派工作を行った
メーカー側がやっていることは“ちゃぶ台返し”
文化庁案を十分に理解しないまま、とんちんかんな対応がうまれている

ああもう、なんという典型的な。

悪者を見つけて「僕たちは悪くないんだ。がんばったんだ。」なんて納得するのが
私的録音録画小委員会というものの
目的だったんでしょうか。
1億2000万人すべての、マルチメディアコンテンツを扱う権利について
決定を下す立場にいる人間がこういうレベルの口げんかをしている。
これが日本という国の現実です。認めたくないけれど。



ちゃぶ台もいい迷惑です。 (Image: ちゃぶ台総合情報サイト)


正直なところ、テレビ見ないからダビング10がどうなろうと興味はないし、
メーカーにも権利者団体にも放送局にも肩入れする気はありません。
銭勘定がからむ以上、不毛な議論が繰り返されるのもしょうがないと思っています。
思っているけれど。

これは議論ですらない。
世界中にこんな記事が発信されるかと思うと、いたたまれない気分になります。

イージス艦衝突事故のときも、福島県立大野病院の産科医逮捕のときも、
グローバルではサブプライムも原油価格上昇も水産資源保護も地球温暖化も。
総じて、何か問題が起きるとすぐに「悪者探し」が始まってしまう。
自分は悪者ではないと安心したいのでしょうか。
自分とは無関係のことだからと思考停止したいのでしょうか。
悪者探しをすることで問題解決のために頑張っているとアピールしたいのでしょうか。

悪者を作って終わりにすれば、安心して毎日を過ごせるから楽ではあります。
何も解決していないから、結局また同じことを繰り返すのだけど。



・・・深夜に書いてるとグチばっかりになるので、このへんで自重しておきます。
PR
暖かい、というよりむしろ暑い日が続いてパワー不足ぎみなので
夕食は職場近くの某カレー店に。

なすチーズカレーの甘口に、半熟たまごのトッピングと野菜サラダ。
カロリーもタンパク質も炭水化物もビタミンもばっちり!
と思って出てくるのを待っていたら、なにやら調理場のほうで話し声が。


「甘口ってどれだっけ」
「あぁ、そっちだね」
「よくお子ちゃまが注文するよね」


・・・・・


・・・あの、聞こえてるんですが・・・
いくら若く見られるってもそりゃないべ・・・


だいたい
辛ければ辛いほど大人っぽいとか誰が決めたんだっっ!!!

O型だから大雑把とか、日本人だから首からカメラを下げてるとか、
組み込み技術者だから徹夜は慣れてるとか(一部正解)、
そんな権威主義やら家長主義やら大艦巨砲主義やらに毒された
旧石器時代のステロタイプと徹底抗戦するためにも、次も絶対に
甘口カレーを注文してやると固く心に誓ったのでした。
情報化が進み、一般市民が積極的に情報を発信するようになって
これまで寡占状態だった「報道」の世界にも自由化が押し寄せています。
と同時に、報道の質についても、疑問を持たざるをえないような事件が
多数起きる
(あるいは表面化する)ようになりました。

たとえば、信頼できる情報源として一応の地位を築いている新聞の分野でも。
全国紙に限ってみても、疑義報道・スキャンダルをwikipediaで引くと

■読売新聞
■朝日新聞
■毎日新聞
■日本経済新聞
■産経新聞

山のように出てきます。
吉兆も赤福も雪印も不二家もミートホープも、経営が傾く(あるいは倒産する)ほどの
社会的制裁を受けましたが、これらの報道メディアはどうでしょう。
日々生活の中で触れる物という点では食品も報道も同じ、にも関わらず。
情報の発信を握るという権益は、政治家のソレより大きいのかもしれません。


意図的ではないにしろ、報道の内容が偏ってしまうことも多々あります。
たとえば、旬なネタではこんなデータが。
朝日新聞と読売新聞が発表した、5/17~18の内閣支持率の世論調査です。


内閣支持19%、不支持65% 本社世論調査 (asahi.com, 2008/5/19)
http://www.asahi.com/special/08003/TKY200805190225.html

朝日新聞社が17、18の両日実施した全国世論調査(電話)によると、
福田内閣の支持率は19%で、前回調査(4月30日、5月1日)の
20%に
続いて低い水準だった。
不支持率は65%(前回59%)と内閣発足以来最高となった。


内閣支持率26・1%、発足以来最低を更新…読売世論調査 (YOMIURI ONLINE, 2008/5/20)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080519-OYT1T00650.htm

読売新聞社が17、18日に実施した全国世論調査(面接方式)によると、
福田内閣の支持率は26・1%(前月比3・9ポイント減)に下落し、
発足以来、
最低を更新した。
不支持率は64・7%(同6・3ポイント増)だった。


支持率がすんごい低いのは置いておくとして。
同じ日の世論調査でも、支持率19%26.1%で全然違うデータが出ています。
調査の母数が少ないから誤差が出たんだろう、という意見もあるかもですが
過去の支持率調査結果のグラフを見るとかなり滑らかなんですね。

http://www.asahi.com/special/08003/chart/080429.html
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20080519-OYT9I00831.htm

7.1%もの誤差が入るようには思えない。


まず調査対象の問題。
電話や面接は本当に無作為抽出なのか。
調査する場所を恣意的に選んでいないか。あるいは時間はどうか。
平日昼間に調査すれば、働いている人のたいていは調査対象外となる。
電話調査の対象が固定電話だけだとすると、ケータイしか電話回線を持たない
若年層の意見はほとんど反映されない。
また、「無効票」の扱いも疑問が残ります。
都合の悪いデータを勝手に無効にしてしまっていないか。


次に調査方法の問題。
たとえばアンケート用紙が

■福田内閣を支持しますか
    はい( )
    いいえ( )
■福田首相の年金記録問題の公約違反についてどう思いますか
    発言の責任を取るべき( )
    細かいことにこだわるべきではない( )
■道路特定財源問題が迷走していることについてどう思いますか
    政治力のない首相に任せてはおけない( )
    長い目で取り組むべき問題である( )

■福田内閣を支持しますか
    はい( )
    いいえ( )
■福田首相が唱えるクールアース推進構想についてどう思いますか
    ポスト京都議定書の枠組みを構築する上で重要である( )
    環境より経済発展を重視すべき( )
■福田首相が理念としている男女共同参画社会についてどう思いますか
    少子高齢化の進む日本社会には必須である( )
    ジェンダーに合った社会参画をすべき( )

の2種類だった場合、当然調査結果は変わってきます。
人間の心理は、調査員の表情やニュアンスによってすら影響を受けるもの。

意図してデータを操作したのか、あるいは意図せず偏りを生じさせたのか、
はたまたただの偶然でデータが偏ったのか。
いずれにせよ、数値データなんてものはこれくらい不確かなものとして
認識しておいたほうが良いようです。

しかし困ったことに、数値データを見せられると人は信用してしまいやすい。
「えび養殖に投資すればすごく儲かるよ!」
→「えび養殖に投資すれば300万円18ケ月800万円になるよ!」
詐欺師やアナリストがよく使うテクニックです。
これを悪用すれば、たとえば
4/30~5/1の朝日新聞の調査結果(支持率20%)
・5/17~18の読売新聞の調査結果(支持率26.1%)
を比較して
「半月で内閣支持率が6.1%も急上昇、パンダ効果か」
なんて釣り記事も書けてしまうわけです。


※写真と記事は関係ありません。ついでに、パンダは悪くありません。


すぐに数字を挙げてくる相手は信用するな、という言葉があります。
相手の信頼を得るためのテクニック自体に罪はありませんが、
嘘を信頼してしまうと、ひどい目を見てしまう。
まずは防衛策として、相手が何を信頼させたがっているか、その背景を想像して
個々人で危機管理をすることが重要なのかもですね。


かつて、水と空気は無料だと考えられてきました。
しかし環境の汚染と、より質の高い生活を求める消費者の意識向上によって
水や空気にお金を払うことがあたりまえとなっています。

情報にも、同じことが起きているのかもしれません。
sponsoredに汚染された大量の無料情報と、質の高い情報とを
うまく使い分けることがあたりまえの世の中になりつつあるのかも。

有料だから質が高い、というわけではない点が怖いところではありますが。
ぱそ系ネタが続いたのでたまにはマジメネタを、というわけで・・・
今回はすぐそばにある身近な凶器について。



(画像:http://webnews.asahi.co.jp/you/special/2007/t20070216-3.html


千代田区の歩きたばこ禁止条例が可決してもうすぐ6年。
条例を制定する地域も増え、歩行喫煙の禁止は全国的な流れになっているようですが
見かける数は減ったとはいえ、未だに禁止地域で歩きたばこをしている人もちらほら。


歩きたばこ禁止条例がある自治体
http://www1.sumoto.gr.jp/shinryou/kituen/walkingsmoking.htm

■東京都杉並区
2002年夏に区内で開催された祭りで、児童が歩きたばこの火でけがをする
事故もあった。

■東京都小金井市

平成14年11月に開催された青少年議会(中学生議会)で、
「友達が、大人の歩きタバコでやけどをしたり、服が焦げたりと
危険な目にあったので、人通りの多いところでは、タバコが吸えない
ようにしてほしい。」という意見をきっかけに歩きタバコ禁止を含む
条例に改正された。

■大阪市

市によると、子どもの目の高さとたばこを持った手の高さが同じため
「子どもがやけどした。何とかならないか」といった苦情がしばしば
寄せられていた。警察官OBらによる取り締まりを検討しているという。




(画像:http://blogs.dion.ne.jp/tac_n/archives/6072924.html

手に持ったタバコ、小さな子供のちょうど顔の位置に来るんですね。


歩きたばこは副流煙の被害を周囲に及ぼすだけにとどまりません。
ちょっと触れるだけで簡単に火傷や器物損傷してしまう。

そういえばこんな記事もありました。

マスコミならば、喫煙マナーもなんのその=吉野家取材で (PJnews 2006/9/19)
http://news.livedoor.com/article/detail/2463902/




鋭利な刃物並みの危険物を持っているんだということを認知すらできない、
認知しても自分だけならいいやと考える、そんな情けない人間が
そしらぬ顔をしてスーツ着てビジネス街を歩いている。
そんな人間が「善良な市民」の顔をして政治家のモラル低下を嘆く。
そんな人間が若者の服装や言葉遣いに目くじらを立てる。

想像力やモラルの世界にも格差社会は広がっているようです。
その人の年齢や職業や地位や学歴や資産とは関係なく。



一方、マナーを守れない少数の者のために喫煙者も肩身の狭い思いをしています。
嫌煙、禁煙を声高に叫ぶだけではなく、愛好者が気持ち良くタバコを楽しめるよう
喫煙スペースの整備、分煙の促進を進めてほしいものです。
ただでさえ高い税金を、喫煙者は払っているんだし。


猟銃や放射性物質と同じく、タバコも免許制にしたほうが良いかもしれません。
成人識別カードtaspoの試みから一歩進めて、「未成年者には吸わせない」から
「大人のモラルを守れない者には吸わせない」へ。
大人の嗜みとしてのタバコ文化が日本に根付いてくれればいいなと願うばかりです。




今回はちょっとマジメネタ。でもカレーライスとはほとんど関係アリマセン。


メールの宛先に並ぶ名前、最近は日本語のものが増えてきたけれども
まだまだローマ字表記の人が多数のよう。
特に、海外とコンタクトを取る人はASCIIしか使えないので
すべて日本語化するのは難しいようです。

そんな姓名のローマ字表記。
数年前に国語審議会の

国際社会に対応する日本語の在り方

http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=list&id=1000000520&clc=1000000500

で、
「ローマ字表記においても「姓-名」の順
(例えばYamada Haruo)とすることが望ましい。」

という指針が出されましたが、メーラーの送信者一覧を見ると見事にバラバラ。
慣習となった物事を変えるのは大変なんですね。


表記を統一する必要はない、とか、個人の趣味、とか、いろいろ言われているけれど
少なくともビジネスで使うならば統一するのが礼儀だと思います。
名前という、一番最初に交換する基本データのフォーマットくらいは、最低限
会社レベルででも定めておいたほうが良いかと。

日本人ならば「姓-名」でも「名-姓」でも、あまり間違うことはないけれど
外国人にとっては、どちらかに統一してくれ!というのがホンネ。
日本人を名で呼ぶのは失礼にあたると聞いて、気を使ってくれる外国人もいます。
まあ、"yamada-san"でも"tarou-san"でも、どっちで呼ばれても気にしないんだけどネ。

朝からなにやら駅が騒がしい。何事かと思ったら

中央線マヒ、通勤直撃・火災の影響、2万人が線路歩く(日経ネット,2008/4/10)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080410AT1G1001C10042008.html

中央線が完全に止まっていたようです。
六方最密充填、なんて言葉を思い出しながら私鉄で高田馬場に着いたら

レールにひび、山手線遅れる・11万8000人に影響(日経ネット,2008/4/10)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080410AT1G1001M10042008.html

なんとまあ。


午前中は働いてはいけないよという神様仏様の啓示だとpositive thinkingして
高田馬場でのんびりコーヒーブレイクとなりました。



しかし、中央線は通勤五方面作戦の1つにもなった主要路線なのに、
1か所の変電所がダウンしただけで6時間以上も停止するというのは
どうなんだろう。
変電設備なんていくらでも多重化できるのに。
同時多発で交通機関へのテロなんかあった日には・・・

日本の首都の交通インフラがどれだけ脆弱なのかを、
身をもって知るいい機会になりました。



まあ、こういった、非常時のためのシステムの設計・保守なんてものは
とても地味な仕事なので、実際に予算もなかなか付いてくれません。

「○○がダウンした時のために△△を導入したいのですが・・・」
「それでどれだけ売上が増えるのかね?費用対効果シートを提出するように」
「いや、ダウンした時の損害を減らすための設備ですから・・・」
「だったらダウンさせなければいい。それが仕事だろ。」
「・・・」

なんてやりとり、どこかで聞いたことがあるような。

リスクを定量的に分析して、それが顕在化する可能性を最小にする。
と同時に、顕在化した場合の被害を最小にする。
そういった地味なアクションへの投資と正当な評価を
官民ともに進めてもらいたいものです。
そんな言葉ってありますね。
たとえば・・・「イメージ図」

「イメージ」も「図」も、頭の中のもやもやとしたものをgraphicalにあらわしたもの。
図のほうがgraphic寄りで、イメージのほうがもやもや寄り、程度の違いで、けっきょく同義語を繰り返しているだけのような?

仕様書を読んでいるときに目に入ってしまうと、思考回路の30%くらいをそっちの世界に持っていかれる困った言葉のひとつです。


ふと思いつくと気になってしょうがない、「ニュース速報」みたいなハテナ感、あるいは「共同コラボレーション」みたいなトホホ感が沸いてくる言葉たち。探せばまだまだ出てくるかもしれません。

言葉って面白いですね(仕事中でなければ)



p.s.
「リスト表」なんて言葉も使われているようです。
インパクトレベルはイメージ図より高いですね・・・

http://www.city.kawasaki.jp/e-news/info152/index.html
というわけで今日のつまみはこれ。

[春筍とスナップエンドウのきんぴら]

以下ファミマのwebページより・・・

スナップえんどうはごま油の香るきんぴらにし、
シャキシャキした食感を楽しめます。
更に和風出汁を効かせた春筍を添えました。

ちょいと味付けが濃い気もしますが、ビールにはいい感じですな。
ファミマ侮りがたし。

これまで「スナックエンドウ」だと思っていたんだけど、
正式名称は「スナップエンドウ」だそうな。
snapの、ぽきっと折る とか ぷつんと切る とか、
このへんの感じから来てるっぽいけど。
まあどちらでも通じればいいや。

よく晴れた午後の陽射しにのほほんとしていたら、ふとブログを作りたくなったので
やる気が陽気で揮発してしまう前に作ってみた。
ごくごく私的な雑記帳としてのんびり更新していく予定です。

タイトルは、今日の空の色から。
服装は空の色との調和を考えないと、と書いたのは誰だったか。


やわらかな青い色を見ていると心が安まる気がします。
こんなのとか。






・・・何か間違っている気がしなくもない。

カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
ブログ内検索
最新コメント
[08/15 Atsushi]
[08/15 ルシフェール]
[08/15 Atsushi]
[08/15 ルシフェール]
[05/15 Atsushi]
カウンター
プロフィール
HN:
Atsushi
自己紹介:
MSXでハンドアセンブルしていた時代から幾星霜。
パソコンにまつわる話題を中心に、デジモノ・時事ネタを取り混ぜて気ままに更新しています。
メールフォーム


Copyright © [ something blue :: blog ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート and ブログアクセスアップ
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]