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今回はちょっとマジメネタ。でもカレーライスとはほとんど関係アリマセン。


メールの宛先に並ぶ名前、最近は日本語のものが増えてきたけれども
まだまだローマ字表記の人が多数のよう。
特に、海外とコンタクトを取る人はASCIIしか使えないので
すべて日本語化するのは難しいようです。

そんな姓名のローマ字表記。
数年前に国語審議会の

国際社会に対応する日本語の在り方

http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=list&id=1000000520&clc=1000000500

で、
「ローマ字表記においても「姓-名」の順
(例えばYamada Haruo)とすることが望ましい。」

という指針が出されましたが、メーラーの送信者一覧を見ると見事にバラバラ。
慣習となった物事を変えるのは大変なんですね。


表記を統一する必要はない、とか、個人の趣味、とか、いろいろ言われているけれど
少なくともビジネスで使うならば統一するのが礼儀だと思います。
名前という、一番最初に交換する基本データのフォーマットくらいは、最低限
会社レベルででも定めておいたほうが良いかと。

日本人ならば「姓-名」でも「名-姓」でも、あまり間違うことはないけれど
外国人にとっては、どちらかに統一してくれ!というのがホンネ。
日本人を名で呼ぶのは失礼にあたると聞いて、気を使ってくれる外国人もいます。
まあ、"yamada-san"でも"tarou-san"でも、どっちで呼ばれても気にしないんだけどネ。





個人的には「姓-名」表記がベストだと思っています。
たとえば日本語と併記するとき

「山田太郎(YAMADA Tarou)」
「山田太郎(Tarou YAMADA)」

のどちらが自然か。
相手によって呼び方(呼ばれ方)が変わるものに識別子としての意味はあるのか。
相手の文化を尊重しているように見えて、実はただの有難迷惑になっていないか。
あるいは自己満足になっていないか。
お蕎麦屋さんに来た外国人に、「相手の文化を尊重して」フォークとスプーンを出すような
斜め上の気づかいとなっていないか。

さらに言えば、言葉は口に出した時のリズムが大事。
オペラを原語で楽しむように、レンタル映画を吹き替えではなく字幕で鑑賞するように、
言葉というものは記号としての意味を持つだけではなく、発話したリズムが伝える
「何か」もひっくるめた情報伝達の手段なんですね。


名前という、一意性がなくて不完全で冗長で扱いにくい、
だからこそ大切に扱わないといけない「言葉」の
繊細なリズムを大事にしていきたいものです。
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