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悪魔のプロジェクトが終わったと思ったら、さっそく鬼のようなプロジェクトが。
何のために・何を・いつまでに、の3点すべてが曖昧という気合いの入りようです。
世間では某社が7000億の純損失を出したとか騒がれていますが、
こんなご時勢にネタなプロジェクトに参加できるのは、ある意味幸せなこと・・・
なのかもしれません。

ぜんぜん有難くありませんが。
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悪魔のようなプロジェクトがひと段落。
寿命と引き替えに願いを叶える悪魔のお話を思い出しました。

GetCal for Garoon2の改造も着手してます。
といってもコマンドラインオプションの追加だけなので、さくっと実現できそう。
今週末には公開できるかもしれません。

★★★

今日のニュースより。

自民・丸山氏に懲罰動議=民主 (2008/12/18,時事ドットコム)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008121800844


なんともはや。どっちもどっち。
○が叩いたんよー」
「先生に言いつけちゃるー」

税金を使って子供のケンカかよと、情けなくて国外逃亡したくなります。
政策よりマイクが大事ですか。そんなにヒマですか。代わりにデバッグしますか?

権力の奪い合いに汲々とする人の顔はさぞ醜いことでしょう。
議場にひとり一つづつ卓上鏡を置くと、少しは冷静な議論が期待できるのかもしれません。
そして、あいかわらず命の危険を感じるくらいの
やばいスケジュールな日々が続いています。
12月半ばになれば少しは楽に・・・なるといいな・・・
「IT製品、ソースコード開示せよ」…中国が外国企業に要求へ
(2008/9/19, YOMIURI ONLINE)

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080919-OYT1T00011.htm

朝っぱらからとんでもないニュース。どう考えてもありえない。
エントリのタイトル考える余裕も吹っ飛んでしまいました。

以下、ちょっと長いけど引用です。

 中国政府が外国企業に対し、デジタル家電などの中核となる製品情報を中国当局に開示するよう命じる新制度を2009年5月から導入する方針であることが18日わかった。

 対象はICカードやデジタル複写機のほか、薄型テレビなども含まれる可能性がある。開示を拒否すれば、その製品の対中 輸出や中国での現地生産、販売が一切禁止される。企業の知的財産が中国企業に流出するおそれがあるほか、デジタル機器の暗号技術が中国側に筒抜けとなる安 全保障上の懸念もある。経済産業省や米通商代表部(USTR)などは制度の撤回を強く求める構えで、深刻な通商問題に発展する可能性がある。

 中国は、新制度を「ITセキュリティー製品の強制認証制度」と呼んでいる。具体的には、対象となる製品について、デジタル家電などを制御するソフ トウエアの設計図である「ソースコード」の開示を外国企業に強制する。対象製品は、開示されたソースコードに基づく試験と認証機関による検査に合格しない と中国で製品を販売出来ないという、国際的に例のない制度だ。


中国の強制認証制度そのものは今に始まった話ではなく、
“China Compulsory Certification”(中国強制認証)というものが
2002年5月から実施されています。
どんな制度かというと、↓みたいな感じ。

中国のCCC認証及びCQC認証業務(JET)
http://www.jet.or.jp/cooperation/index4.html

けっこうな品目が対象となっており、輸出企業にとっては
それなりに負荷の高い業務でした。
そして2008年1月、中国政府が発表した公告。

「部分情報処理のセキュリティ製品に関する強制認証実施の公告
2008 年第7 号」

(社団法人コンピュータソフトウェア協会)
http://www.csaj.jp/government/other/2008/080627_list.pdf

中国のセキュリティ製品の強制認証措置について
(社団法人コンピュータソフトウェア協会)
http://www.csaj.jp/government/other/2008/080627_meti.html

CCC対象品目がITセキュリティ製品に拡大されたわけです。
この時点では「強制認証」の具体的内容が不明瞭だったため
あまり話題にならなかったのですが、記事を読む限りでは
この「強制認証」の一環としてソースコードの開示を要求すると
いうことでしょう。

対象が「ITセキュリティー製品」であることから、
制度の目的は恐らく、中国政府が全ての暗号化された情報に
アクセスできるようにすること。
完全な情報統制が目的かと思います。

ソースコードを手に入れるということは、ソレを容易に
改造することができる、ということとイコールです。
ソースコードを改造してパチモノ作って売る程度ならば
「ああやっぱり」でいいのですが(実際は大問題だけど)
本当に怖いのは、機器にトラップ(つまり盗聴ソフト)を
仕掛けられること。

★★★

例えばどこにでもあるような普通のレーザプリンタ。
これのファーム(制御ソフト)にトラップを仕込んでおけば、
印刷したドキュメントをすべて盗聴することができます。
極秘書類をいくら厳重に管理しようとも、廃棄時にどれだけ
シュレッダーにかけようとも、書類を印刷したプリンタに
データをトラップされていれば全く意味がありません。
また、プリンタはたいてい社内LANにそのまま接続されています。
WANと社内LANの間はfirewallなどで厳重に守られていますが
いったん社内のネットワークに侵入されてしまえば、内部は
ほとんど無防備。
気がつかないうちにワームをばらまかれて極秘情報をすべて
持って行かれた、なんてことも普通に起こり得ます。
さらに怖いのは、プリンタは定期的に外部のサービスマンが
分解点検する、という点。
分解点検のタイミングで、プリンタの内蔵HDDに蓄えられた
盗聴データを定期的に吸い出していけば「社外に大量データを
送信してネットワーク管理者に漏洩を感づかれる」リスクを
簡単に回避できます。




今回の規制対象にプリンタは含まれていません(多分)が、
その代わり大半のネットワーク機器(ルータとかLANカードとか)や
ICカード、ネットワークセキュリティシステム、果てはOSまでが
強制ソースコード開示の対象となっています。

強制品目リスト(社団法人コンピュータソフトウェア協会)
http://www.csaj.jp/government/other/2008/080627_list.pdf


ルータやfirewallにトラップやバックドア仕掛けられたら
プリンタなんて比べものにならないほどタチが悪いです。
さらにOSにまで仕込まれた日には・・・


時代に完全に逆行した制度を突然導入する中国政府。
制度そのもの以上に、こんな制度を導入しようという発想に至る
中国という国とのつきあい方を考え直す時期なのかと思います。
ホームにあふれる、人人人。
どうやら中央線が止まっていたようです。
蒸し暑いホームで、ただ立って待っているのも空しいので
さくっと半年申請して喫茶店に待避。
たまにはこんな朝も良いものです。ほんとか?




交通機関や通信、ライフラインなどのインフラ運用は、
苦労こそ多けれど感謝されることはほとんどありません。
「止まらない」があたりまえ、止まると何やっとるんじゃーと
非難される。
ネットワーク管理者の悲哀と通じるものがあります。
しかも、仕事の成果が数値としてほとんど表に出てこないから
いわゆる成果主義な世の中では、感謝どころか経費削減や
リストラ対象にまでなってしまう。

交通機関だけではないけれど、お金を効率よく集めることに
腐心しすぎた結果、日本という国のインフラの健常性が
少しづつ失われてきているんじゃないか、と。
最近なんとなく考えてしまいます。
通常時に最大効率を得ることができるシステムも大事だけれど
最大効率を犠牲にしても、非常時に最低限の動作を保証できる、
そんなシステムが本来の意味でのインフラなのでは。

短期利益のためにインフラの頑強性を犠牲にしてしまえば、
長い目で見て結局は、トータルで大きな損害を受けるリスクを
背負ってしまうことになります。
時間的にも空間的にも大きな視野でリスクを評価して
インフラ全体の整備を進めていくような仕組みが必要なのかも
しれません。
まあ、本来は政治の役割なんですけどね・・・
三菱電機、洗濯機から撤退 空調などに集中
(NIKKEI NET, 2008/9/12)

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20080912AT3K1200K12092008.html

白物家電の代表選手のひとつである洗濯機。
そんな事業から撤退するのは、総合家電メーカーを自負する
企業にとって重大な決断だったはずです。
全ての分野を広く浅く、ではなく、独自色を生かせる分野に
開発資源を絞ることで収益力を上げる。
家電業界の変化がまた加速するかもしれません。

ただ怖いのは「選択と集中」という、とても響きの良い言葉を
乱発しているうちに、結果として縮小均衡に走ってしまうのでは
ないかという点。
不採算部門を切り捨てれば短期的には利益率を上げることが
できますが、トレンドが動き、それまで利益を上げてきた
優良部門が不採算部門に転落してしまったとき、そんな部門に
運悪く「選択と集中」した企業は生き残ることができるのか。

リターンを最大化することのみを考えて選択と集中を進めれば
結果としてリスクも大きくなってしまう。そして不測の事態が
起きた時に大きな損害を出してしまう。
投資の分野でもよくあることです。

「選択と集中」によって得られた利益を新分野の研究開発に
回すことができるか、あるいは無駄に食いつぶしてしまうか。
家電メーカーの将来を見据えたビジョンが試される時も
あんがい近いかもですね。


まあ、家電メーカーに関係する場所に籍を置く身としては
他人事ではないのですが・・・
あまり書いてると、どこかの首相みたいに「人ごとのよう」と
フクロにされるかも。
そう、いまさらながら北京オリンピックの話題です。

予想通りひどいものでした。
合成映像や口パクの件ではありません。
どこを向いても「ニッポン」の「メダル」についてだけしか
話題にならない、そんな状況がです。

オリンピックはスポーツの祭典ではなかったか。
メダルの個数を競争するのがスポーツなのか。
メダルを獲得しなければ競技する価値はないのか。

あげく、たとえ冗談にしろJOC専務理事から
このような発言
飛び出してくる始末。
星野ジャパン、罰金を取らなければならないほど価値のない
参加だったのですか?

ラグビーで試合終了を「ノーサイド」と呼ぶのは
試合が終われば敵味方なんてものは無くなり、
共にベストを尽くした仲間だけになる、という
考え方に基づくものだったはず。
得点というただひとつのモノサシに固執して、
勝負の結果でしか競技の価値を判断しないというのは
「ノーサイド」精神と正反対の考え方ではないかと
そう思うわけです。

国のメンツとか、政治の方針とか、スポンサーの意向とか、
そういうゴチャゴチャを超えてお互いの技を高めあう。
 つまり競技をすることにオリンピックの目的はあるのでは
ないかと。お互いに争う、つまり競争するのではなく。

ただの理想論であることは承知していますが。


アマチュアによるスポーツの祭典というオリンピック本来の意義を
一度ゆっくり考えてみるのも良いかもしれません。




なんて事をボンヤリ考えていたら、こんな文章を見つけました。

8月というこの月に
(あらたにす, 2008/8/22)

http://allatanys.jp/B001/UGC020005320080821COK00111.html

大阪大学総長 鷲田清一さんの、哲学者らしい分析に満ち
そしてやっぱり哲学者らしく、毒のスパイスがきっちり効いた
名コラムです。
森林セラピー(3)早朝に多い放散物質
(YOMIURI ONLINE, 2008/9/5)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/plus/20080905-OYT8T00279.htm

すっかり有名になったフィトンチッド。
マイナスイオンやポリフェノールと並ぶ、健康ブームの代表選手です。




フィトンチッドで一儲けしたい向きには申し訳ないのですが、
商売に水を差すようなことをあえて言わせてもらうならば
フィトンチッドは、植物が外敵から身を守るための毒物です。
毒物という言い方が俗すぎるなら、他感作用を持つ揮発性の
有機化合物の群、と言ったほうがよいでしょうか。

森の精が人間の健康を祈ってフィトンチッドを放散している、
なんて考えはとてもromanticでfantasticだけれども
熾烈な生存競争が繰り広げられている現実の自然環境
(つまり森林)はそんなに甘い場所ではありません。
食うか食われるかの環境で、生存のための強力な武器として
生み出されたのが、このフィトンチッドなわけです。

ひとくちに他感作用と書きましたが、多感作用は対象によって
プラス効果、マイナス効果、さまざまな効果を与えます。
同一対象でも、濃度や他物質との相互作用で与える効果が
変わったりしてきます。
今のところフィトンチッドの人間に対する他感作用としては
リラックス効果がはっきりしているわけですが、
だからといってフィトンチッドが人間にプラス効果だけを
持つと考えるのは非常に安直で危険。
リラックスが本当にプラス効果か、という疑問も残ります)
少なくとも植物にとっては、人間をリラックスさせることが
生存に有用であることは確かですが。
人間にとって森林が不快でしかない場所だったならば
先進国の森林は、前世紀のうちにほぼ地球上から消えて
しまっていたことでしょう。


その種類の多さと複雑な構造ゆえ、フィトンチッドの人間への
影響はあまり解明されていません。
明確なことは、普通の森林浴程度なら健康に対する悪影響は
ほとんど無いだろう、という経験に基づく推論くらいです。

強調しておきますが、植物由来の天然成分だから絶対安心!
なんてのは都市伝説です。まずあり得ません。
嘘を承知で言っているならただの詐欺師ですし、
本気で信じて言っているのならただのカルトです。
 サクラ葉由来のクマリンは多量摂取で肝機能障害を引き起こしますし
クローブ由来の代表的なフィトンチッドであるオイゲノールも

過剰に摂取すると、血尿・痙攣・下痢・吐き気・意識喪失・
めまい・動悸などの症状があらわれる。
皮膚に触れるとアレルギー反応により皮膚炎を起こすことがある。
(
Wikipedia)

というような毒性が認められています。
基本的に他感作用を持つ物質は、それがたとえプラス効果で
あっても、過剰摂取してしまえば毒としての作用がより
顕著になります。


まあ、森林浴程度ならあまり怖がることはないのですが。
詐欺的な健康商品のセールストークに乗せられて
フィトンチッド
→健康によい
→濃縮エキスで超健康に!
→体調崩してトホホ

なんてことにならないよう、早朝の森林を散歩して
爽やかな風を楽しむくらいに留めておくのが良いかも
しれません。

福田首相の突然の辞任劇から1日。
あまりにも突然すぎるという意見が多いようですが、解散総選挙を見据えて
計算されたタイミングだった、という見方もあるようです。
あえて辞任時の評価を落とすことで、次政権に期待をさせる、といった狙いも
見え隠れしないでもありません。

首相としての評価は歴史が判断することなので、ここで云々することは
避けておきます。
そもそも他人を評価できるほど偉くないし。
無責任な感想を少しだけ書くとすれば、政治の世界も専門化が進んで
全体を長い目で見渡せる人が少なくなったのでしょうか。
外交にしろ財政にしろ、あるいは防衛、環境、厚生、教育、すべてにおいて
10年先を考えた策が少なすぎる。


まあ、そもそも根本的な問題はマスメディア、そして国民にあるのですが。
今日の利益を得ることを良しとして、今日の不利益を叩くことを良しとして、
後世に多大な負荷をかけていることに気がつかない。
本当は気がついているが許している。
これは何も国債や年金に限った話ではなく。


★★★


そういえば辞任会見がらみで話題になった首相発言がありました。
これは、とある記者の
「総理の会見は国民には『人ごと』のように聞こえる。この辞任会見も」
を受けて答えたものです。

【記者手帳】首相の辞任会見に思う
(中国新聞, 2008/9/2)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200809020385.html

涙涙の土下座会見は趣味ではないので、舞台から降りる人間の会見としては
人ごとのようでも悪くはないかと思います。
違和感はあるけど。
問題は、マスメディアに「人ごと」と非難する資格はあるのか、ということ。
まるで日本の混乱すべて
首相・政治の責任だ、というような態度。

# そもそも自分の意見を国民の総意であるかのように言わないでほしい。
# 「国民には」なんて言葉を軽々しく使われることが、ものすごく不愉快。
# 福田首相は物事を客観的に判断できる優秀な人だ!と考える人がもしいたら
# その人は「非国民」なんでしょうか。



耐震偽装問題で政府の指導監督の杜撰さを過剰に叩いて、結果として
建築業界から連鎖的に連なる不況を招いたのは誰か。

貸金業規制法の改正で消費者金融自体が悪者であるような報道により
金融業界の経営悪化・融資引き締めを招き、結果として中小企業の
倒産を増加させたのは誰か。

そして陥った不況を「官製不況」と更に叩いたのは誰か。
それこそ「人ごと」の最たるものではないでしょうか。


他にも、医療や社会格差の問題など、過剰報道で踊る国民の手によって
国民自身にしっぺ返しが来た/来つつある/来るであろう案件は
枚挙にいとまがありません。


★★★


目の前にある不利益を叩くのは、とても分かりやすい。
分かりやすいから記事も書きやすく視聴率も簡単に取ることができる。
そして世論が一度傾けば、より視聴率の取りやすい迎合報道が出回り
結果として世論と報道の無限スパイラルに陥ってしまう。

目の前の不利益を生み出している要因は何か。
10年、20年かけて改善していくためには何をしなければいけないか。
そうした総合的な考察を、情報を伝えるプロであることに誇りを持つ方には
ぜひ目指して欲しいものです。

決して人ごとではなく、自らの問題として。
良くない。
実に良くない傾向です。

夜中にネットで
コレとかコレとかコレとか見てると、ついエンドルフィンが
過剰分泌になって、気が付くと「注文確定」ボタンを押していたり。

というわけで、本日午前0時より緊縮財政の緊急発動が可決されました。
目指せエンゲル係数30%カット・・・
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