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先月やらかしてしまったブツが、ついに届きました。




富士通のLOOX U/B50。・・・予想以上に小さい。
保険屋さんが使ってた巨大12桁電卓よりも小さそう。

 


logicoolの小型マウスがすごい大きく見えます。

★★★

カスタムしたスペックはこんな感じ。
地デジチューナーは外しておきました。

FMV-BIBLO LOOX U/B50N
OS: Windows Vista Home Premium SP1
CPU: Intel Atom Z530 (1.6GHz)
Memory: 1GB
HDD: 60GB
液晶: 5.6型 1280*800


Vistaでメモリ1GBはどうなのよ、と思っていたけれど
あんがい使用感はサクサク。
デフォルトでAero切ってあるのが大きいかもしれません。
でも5.6型で1280*800の液晶はさすがに細かすぎるような。
とりあえずDPIを120に。少しマシになります。

あとは、サービス切って、不要なWindowsコンポーネント消して、
画面効果のカスタマイズとかあれやこれやで、サブノートとして
かなり使えるスペックになりました。
OpenOfficeやAcrobat Readerも実用レベルで動作します。
キーボードちっこいのに慣れれば、ですが。
ただしコーディングはストレスがたまるかも。
アンダーバー"_"がFn+Shift+"I"とか、指きついってば・・・

それ以外のセットアップ時の問題点は特になかったけれど
強いて言えば、無線LANの接続に手間取った点。
これはドライバの設定を変えることで対処できます。


 


デバイスマネージャでAtheros AR928Xを選んでプロパティ表示、
詳細設定→Wireless Mode Selection を "2.4GHz Only" に。
(11aな人は5GHzを選ぶとよいかも)
あとは接続時の設定(SSIDやら)をすれば、無事に接続できます。

★★★

LooxはSDスロットが付いているので、この速度も測定してみました。
デバイスマネージャで見る限りは内部PCI接続のようなので、
それなりに速度は出そうです。
測定ソフトはHDBENCH 3.30、カードはPQIのSDHC 4G品。
FAT32(32KB)でフォーマットしてます。
以下、単位はKByte/s。

【省電力モード
Read Write FileCopy
2689 2587 970
2686 2606 1021
2691 2603 990

【高パフォーマンスモード】
Read Write FileCopy
2704 2605 1041
2702 2586 1049
2701 2632 1043

3回測定の結果、赤字は中間値です。
うーん、そんなに速くないなあ。というか遅い。
高パフォーマンスにすると若干違うようですが、体感で変わるかと
言えば微妙なところ。
ちなみに、同じカードをデスクトップ機+I-O DATA USB2.0
カードリーダーで測定すると・・・

【デスクトップ】
Read Write FileCopy
16205 8392 2235
16166 8424 2241
16164 8545 2107

うーむ。readの桁が違う。まあこんなもんでしょう。
無事にReadyBoostできたので、まあ良し。




ちなみに動画再生は、やはりVistaだからかきつい感じ。
1Mbps(WMV9)の動画でWindowモードだと鑑賞できるレベルだけど
Full Screenにするとコマ落ちがひどい。
というか絵がどんどん遅れていくような。
画面の解像度を下げてもFull Screenでの鑑賞は無理でした。
でもWindowモードで、枠を広げてFull Screenサイズにした場合は
コマ落ちせずにスムースに再生できるんだよな・・・謎だ。

YouTubeやニコニコ動画も何とかギリギリという感じ。
弾幕がくると追いついていけないぽい。
同クラスの他のULCPCは普通に再生できているようだから、
やはりVistaとXPの差なのかもしれません。
Aero切ってるからオーバーレイ表示できるはずなんだけどな・・・

全体としては、動画メインでなければ十分遊べるツールです。
高解像度を生かしてビジネス用のセカンドマシンとしても
かなり使えます。
バッテリ持続時間が長いのが、何よりも◎。

頑張ってキーボード配置に慣れる必要はありますが。


※※※ 補足 ※※※
チップセットに動画再生支援があるのをすっかり忘れてました。
GMA500のアクセラレーションに対応していると言われている
PowerDVD8(体験版)で試したところ、↑の1Mbps動画を
1280x800でコマ落ち無し再生できました。
恐るべし再生支援。

でもPowerDVD高いんだよね・・・
VLC Playerがそこそこ動く(WMPより軽い)ので、体験版の
期限が切れたらVLCメインで使うことになりそうです。
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i2i Streamしかり、サンコーのレアモノはたまに面白いものが
あって、それなりに好きなのですが

サンコー、バッテリーを挟んで使う汎用USB充電器
(デジカメWatch, 2008/09/05)

http://dc.watch.impress.co.jp/cda/accessories/2008/09/05/9157.html

これはダメでしょう・・・
記事にして一般に広く販促するのは、もっとダメダメでしょう・・・




リチウムイオン電池は通常状態と過充電状態の境界が近く、
ちょっとしたことですぐに過充電となります。そして

過充電でリチウム析出→端子間が短絡→一気にエネルギー放出

というパターンに陥る可能性もある非常に危険なものなのです。
フル充電したリチウムイオン電池は、電解コンデンサなどとは
比べものにならないほどの破壊力があります(後述)。
iPodが爆発した!とか、ノートPCが火を噴いた!とかの原因は
たいていリチウムイオン電池ですね。
(回収騒ぎが起きるのも、たいていバッテリがらみ)


現在市販されているほとんどのリチウムイオン電池は、
バッテリパックの内部に電源監視ICとセンサを組み込んだ
高機能な安全回路を設けて、電池が致命的なダメージを
受ける前に回路を遮断するようになっています。
なので通常の使い方では、電池が爆発にまで至る可能性は
極めて低いと言えます。
(一部のいかがわしい中国製を除く)

ただし、こんな怪しい充電器を使った場合の話は別。
リチウムイオン電池の充電は、10mV単位で電圧制御しないと
いけないほどの
繊細な作業
が要求されます。
そんな仕組みがこの980円の充電器に入っているとは思えない。
よしんば入っていたとして、こんな不安定な端子接触では
ちょっとした振動でノイズが混入する可能性が非常に高い。
またリチウムイオン電池は負極材料によって充電を完了する
電圧が異なりますが、その判断はどこでするんでしょう。
温度センサも付いているとは思えないし。
考えれば考えるほど危険な香りがしてきます。


★★★


リチウムイオン電池の威力を、実際に数字で見てみると・・・

手元のSH905iの電池パックの容量は3.7V / 770mAh。
最初から終りまで3.7Vが持続するものと単純化して、
エネルギー総量は2.85Wh、だいたい10KJ(キロジュール)。
これはTNT火薬で約2.5g相当。
イメージしにくければ、9mmパラの拳銃弾で20発分と
考えれば分かりやすいかも。

※熱となって逃げるエネルギー量も考えないといけないので
単純比較はできませんが。


これだけのエネルギーが「密閉された容器」の中で一気に
解放されると、とんでもない破壊力となります。
しかも充電器なんてものは電池をセットしたらそのまま
放置しておくこともしばしば。
寝る前にセットしてたら、深夜いつのまにか爆発して火事に、
なんてあんまり嬉しくないシチュエーションだと思うのです。


とりあえず、これを購入する場合は、これは非常に危険な
ものだという意識を持って使うのが良いかと。
というか売っちゃダメでしょう、ホントなら・・・
そう、誘惑に負けてやっぱり買ってしまいました。





サンコーレアモノショップのi2i Stream。
CDクオリティの無圧縮ステレオ音声を2.4GHzのワイヤレスで伝送できる
オーディオトランスミッター・レシーバです。

本体サイズはそこそこ大きく、W33*H68*D15ほど。
重さはそれほどありません。
バッテリー交換は不可。充電はUSB経由でのみ行えます。
マニュアルによれば、PCのUSB経由で充電時間は5時間とのこと。
早く充電したいせっかちな人は、出力可能な電流が500mAを超える
USB-ACアダプタを使うとよいです。
手持ちの1000mA出力アダプタで、empty→fullまでの充電時間は
2時間+ほどでした。

※規定外の充電器を使うと製品寿命を縮める恐れがあります。
不安な人は必ずPCかUSBハブ経由で充電を。


充電が終われば、いよいよiPodと接続。
注意点としては、オーディオ入力側のコネクタは2.5mmの
ステレオミニミニプラグだという点。
普通に売っている、両端3.5mmのステレオミニプラグの
ケーブルは使えません。
付属の白ケーブルが黒い筐体に似合わないからといって、
気軽に交換できないのはつらいところ。



付属ケーブルのプラグ形状。下が3.5mm、上が2.5mm。


それではさっそく試聴。
iPod TouchにApple Losslessのファイルを転送してテスト開始。

・・・

伝送距離は10mとのことですが、至近距離でもそれなりの頻度で
データロストが発生しているような雰囲気。
普通に聞いていてもブツブツノイズがけっこう気になります。
無線LANとワイヤレスマウスを同時に使っている環境なので、
2.4GHz帯がいっぱいいっぱいだった可能性はありますが・・・
せっかく独自の伝送方式なのだから、強力なエラー訂正付きの
伝送プロトコルを使うか、受信側でエラー補完のアルゴリズムを
実装するか、くらいの工夫は欲しかったのが正直なところ。

※7/7 補足
屋外で確認したところブツブツノイズはほとんど発生
しませんでした。ホットスポット近くなどでなければ
実用上は問題ないでしょう。

音質的にはBluetoothよりかなり良いです。
無圧縮伝送が本当かどうかは不明ですが、高周波のシャリシャリを
伴う圧縮してるぜ感はほぼありません。細かなことをいえば、
余計にAD-DAを通すことで、iPodの直接接続よりディテールが
失われている感じはあります。ホワイトノイズもほんのわずか
乗っている感じ。
でもまあ、用途を考えれば十分満足できるレベルかと。
iPod側の再生音量を大きめにして、受信機側の音量を小さめにすると
多少音質は良くなるようですが、不用意にヘッドフォンを
iPodに直接
つないだときにひどい目にあうので、その点は注意が必要です。


外観は、そんなに高級感はありません。
仕上げが甘いとかはありませんが、つるつるの黒プラスチックのため
オモチャっぽい感じは否めないところ。
揺らすとボタン部分がガチャガチャ鳴るのもマイナスポイントです。
ただ、7色から選択できるチャネルボタンのLED発色はいい感じ。

しかし、自分が買ったセットのうち、1台のチャネル選択ボタンの
3色LEDのうちの緑色が故障して点灯しませんでした。
このため、本来なら7色表示できるはずのチャネル選択ボタンが
青・紫・赤・消灯 の4モードしか表示できません。
実用上問題はないし、めんどうなので修理依頼はしませんでしたが
モノ的にはあんまりきちんと出荷検査してないぽいので、
気にする人は保証書を無くしてしまう前に最低限の動作確認を
しておいた方が良いかもしれません。



マニュアルはセロテープ(!)で製本してありました。
こういう家内制手工業っぽいの大好きだったり。

 

操作はシンプルで使いやすく、マニュアルを見なくても
特に迷うことはありません。
ただ、ボタンが大きくて操作性がいいのはよいのですが
ホールド機能がないため、ポケットに入れておくと
ちょっとしたはずみでチャネルが切り替わってしまいます。
他の点は十分実用レベルなのに。これだけが残念。
サンコーレアモノショップから、気になるガジェットが発売されました。
買ってしまえと誘惑する心の声が・・・

i2i Stream (サンコーレアモノショップ)
http://www.thanko.jp/i2istream/




2.4GHz帯を使ってワイヤレスでステレオ音声を送受信するというもの。
本体がレシーバ兼トランスミッターになっているのがポイントで、
ボタン操作で簡単にモードを切り替えられるようです。

2個セットで\14,800なり。

Bluetoothなどで似たような物はありますが、何より操作が簡単で
相性問題を超越したシンプルな構造が高ポイントです。
USBで簡単に充電できるのもよさげ。
同じチャンネルに合わせると、複数の受信機で同じ音楽を聴くことが
できるのもおもしろいですね。
JASRAC的にどうなんだろうとかは考えない方が幸せかも。

付属品がいっぱいついてくるのもすごい。
でも、ステレオピンプラグのオーディオケーブル4本は付けすぎ。
いったいどう使えと・・・

気になる音質はどうだろう、とスペックを見ると
ビットレート 16bit @ 48ksps Stereo
48Kbpsと見間違いそうになったのは内緒。かなり焦った。

スペック上は16bit/48KHzのデータを無圧縮で送受信できるようです。
伝送時に圧縮されてしまうA2DPとは異なり、無圧縮で送れるのは
かなりいいですね。
Bluetoothではなく音声伝送専用のプロトコルを使っていると思うので
音飛びも少ないかもしれません(願望)。


これ、もともとはAerielle Technologies社の製品のよう。
http://www.i2igear.com/i2iStream2Pack_p/is200.htm
オーディオポーチとか帽子とか光るボタンとかのiPod関連商品を
販売している会社のようです。
最後の方はあまりiPodとは関連なさそうですが・・・
ふと気がつくと空っぽで愕然とするのがHDD容量とサイフの中身。
脳内インデックスによる分散ストレージシステム(退役HDDの
タコ足接続ともいう)も限界となってきたため、勢いに任せて
こんなもの↓をポチってしまいました。



COREGA CG-NSC4500GT
絵が汚いのは、きっとSH905iにフラッシュが無いせいです。

PromiseのRAIDコントローラを搭載したSATA HDD*4のNASで
ホットスワップにも対応しており、機能面に隙はありません。
ただし巷の噂で爆音と名高いのが気になるところ。



某ソ○マップでセール品を購入。

HDDは省電力・低発熱・低騒音を期待してSamsung 5400rpmを採用。
640GB*4をRAID5構成にして約2TBのストレージ容量とします。
NAS用途なので速度は見ないふり。
ガワがうるさければ低騒音の意味ない、なんて意見も聞こえないふり。

それにしてもSamsungのHDDは、カタログスペック上はHGSTや
Seagateなどの先端メーカーと比肩するようになってきました。
CPで見れば他社を上回るケースも多々あります。
このあたりのコストと性能のバランスの良さが、外付HDDや
組み込み家電(HDDレコーダなど)に採用される要因なのかも。
初期不良率がかなり高いらしいという噂が怖いところですが、
まあRAID5だし問題ないでしょう。ないといいな。

ちなみにHDDの同時多発自爆でRAIDデータをクラッシュする
可能性を下げるには、HDDのロットを分けるのが有効です。
HDDを買うときは大きめの店で、RAID用に使うのでロットを
分けてくださいとお願いすれば対応してくれるかも。
(運が良ければ。)

今回はネット通販で面倒くさかったから、特に指定なしで購入。
まあ壊れたら壊れたとき。ブログネタにもなるし・・・


★★★


ではさっそく組み立て作業に。
オレンジのプラスチック製ガイドをHDDにネジ止めしていきます。
ガイドを付けたHDDはこんなかんじ。



けっこう安っぽい。外から見えないからいいけど。


注意点としては
「ネジはNSC4500GT付属品を使う」
HDD付属のネジを使うと、ねじ頭が大きいためケースに入りません。
16個のネジを止め終えてから、ケースに入らないことに気がついた
トホホ感といったら・・・

あとはサクサクとHDDをケースに差し込んでいきます。
そんなに力を入れなくてもスムースに入ります。

なお、SATAコネクタは頻繁に抜き差しするようには作られていません。
(UATAよりはるかにマシだけど)
RAIDならそんなに抜き差ししないから問題なさげですが、SATAの
コネクタを直接抜き差しするリムーバブルケースなどを使う場合は
用途を選んだほうが良いかもしれません。



隙間はあまりありません。高発熱HDDだと熱処理がきついかも。


これで物理的な作業は終わり。
あとは電源ケーブルとLANをつないでスイッチON。

おおおおおおお

・・・やはり爆音の噂は本当だったようです。

あとは適当なPCからwebブラウザを立ち上げて、httpでNSC4500GTの
IPアドレスを叩けば管理画面が現れるので、アレイの設定をして
10分くらい待つと構築完了。
もうこれでSMBで普通にアクセスできます。
あとはNTPなりDLNAなり(DLNA用ソフトをCoregaのwebページで
入手する)を用途に応じて設定すれば終わりです。

SMBによるファイル転送速度は、書き込みで~15MByte/s、
読み込みで~25MByte/sくらい出ています。
安物HUBを一段挟んだGbE環境としては、
SMBのオーバーヘッドを
考えれば
まずまずの数値かと。
動画再生や巨大PDF,DOCを開く場合などでも特にストレスはなく、
機能面でも性能面でも問題なく使えています。
爆音を除いては。

正直、
騒音レベルは自作のゲーム用PC(Athlon+GeForce SLI)と
いい勝負です。
少なくとも寝室に置いてはいけないレベル。
もうすこし構造を工夫すれば風切音を減らせると思うのだけど・・・
まあ、ビジネス用にサーバールーム置きを想定した仕様なのかも。
ファン交換とかしてみると楽しそうです。HDDは充分冷えてるし。



アレイ構築直後のプロパティ。


しかし、なんだかんだで1.7TBのNAS環境が、8万円程度で
30分もかからずに構築できるとはいい時代になったものです。

次なる問題は、役目を終えた大量の退役HDDをどうするか・・・
iPodのイヤホンが耳に合わないので、新しいものを買ってみました。
SONYのMDR-EX85LP、
新宿ビックカメラで約5,000円なり。

国内向けの延長コード付きモデル
MDR-EX85SLの海外向けバージョンらしく、
ショートコード+延長コード(SL)か、1.5mのロングコード(LP)か、
という違いらしい。
iPod用としては少しコードが長すぎて取り回ししづらいのが物理的欠点。
胸ポケットにiPod入れて聞くようなシーンでは、コードクリップがあると
便利かも。

見かけはオープン型とカナル型を組み合わせたような奇妙なデザインで
もしやイロモノ系かなーと期待(?)したのですが、残念ながら
かなり素直に鳴ってくれました。



黒いiPod touchに赤いイヤホンが映えます。


バスドラムの低音がきちんと鳴って、しかもよく締まっている。
ヴォーカルもクセがなくて、鬼束ちひろやGARNET CROWなんかを聞いてると
すごく幸せになれます。
ちょっと高音が控え目なようですが、天井が低いとかいうのではなくて
おとなしいけれど、可聴域の上のほうまで鳴るべき音は鳴っている感じ。
全体のバランスはとてもいい感じにまとまっていて、それでいて個々の音は
クリアに聞こえます。
派手な外見とは裏腹に、大人の音を鳴らすイヤホンなのでした。

このイヤホン、耳道をカナルで塞いでしまうのにオープン部分の意味は
あるのかな?と思っていたけれど、カナル部分で中~高音域を鳴らして
足りない低音域をオープン部分で補っているんですね。
低音は骨振動(軟骨?)で伝わるため耳道が塞がっていても問題なし。
心地よい低音にはきちんと理由があるようです。
無理してカナル部分で低音を鳴らさないため、鼓膜に与えるダメージが少なく
長時間聞いていても疲れにくいのもいいですね。
(そのぶん音漏れはするらしいけど)



拡大写真。ランニングしても耳から落ちたりしないのも◎。


ただ、それなりのイヤホンを買ってしまうとMP3やAACの圧縮のアラが
気になってしまうのが悲しいところ。
高音域、特にハイハットなどの金属音がきれいに鳴って、
しかも音の定位が揺れない、そんなフォーマットがあればなあ。


音の定位といえば、やはり悪の元凶は和差ステレオ。
副信号の音量にゆらぎが発生した場合、ステレオの音場が揺れるような
効果が発生してしまいます。
そもそも音声圧縮は人間に聞こえにくい周波数域の情報を削る技術だから
音声信号全体の音量の変化はあまり気を配ってないんですね。
さらに、和差ステレオでは副信号のビットレートは主信号より低く設定
されるため、どうしても副信号の品質は低下してしまう。
そもそも副信号(L-R)という、通常の音声とは異なる特性を持つ信号に
既存の音響心理学をベースにした音声圧縮技術をそのまま適用するのは
かなり乱暴なやり方なのです。
これでジョイントステレオなんて使った日には、ステレオと和差ステレオが
混ざりまくって悲惨なことに。

原理的に、音声圧縮と和差ステレオ(ジョイントステレオ)の相性は
あまり良くないのですが、iTune含む最近のエンコードソフトは
強制的にジョイントステレオに固定で圧縮してしまうようです。
(補足:MP3は選択できるけど、AACはジョイントステレオ固定っぽい)
フラッシュメモリの容量単価がガンガン下がっている今、ビットレートを
256kbpsくらい贅沢に使って、通常のステレオ方式でエンコードしてくれる
ほうがQOL(Quality of Listening)は向上すると思うのだけど・・・

暇を見て全ライブラリを再エンコしたくなる衝動に駆られる今日このごろ。
いや、むしろAppleロスレスのほうがいいのかな。




6/17追記

maxellから、どこかで見たようなカナル型が出ています。

直径13mmの大口径ドライバユニットを搭載した
高音質カナルタイプヘッドホン「HP-CN40」を新発売
(日立マクセル, 2008/6/16)
http://www.maxell.co.jp/jpn/news/2008/news080616.html





すんごいデジャブ感あふれるデザインです。
値段は4000円程度とのことですが、音質がどうなのか
気になるところ。
店頭で見かけたら衝動買いしてしまうかもしれません。
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