×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
iPodのイヤホンが耳に合わないので、新しいものを買ってみました。
SONYのMDR-EX85LP、新宿ビックカメラで約5,000円なり。
国内向けの延長コード付きモデルMDR-EX85SLの海外向けバージョンらしく、
ショートコード+延長コード(SL)か、1.5mのロングコード(LP)か、
という違いらしい。
iPod用としては少しコードが長すぎて取り回ししづらいのが物理的欠点。
胸ポケットにiPod入れて聞くようなシーンでは、コードクリップがあると
便利かも。
見かけはオープン型とカナル型を組み合わせたような奇妙なデザインで
もしやイロモノ系かなーと期待(?)したのですが、残念ながら
かなり素直に鳴ってくれました。

バスドラムの低音がきちんと鳴って、しかもよく締まっている。
ヴォーカルもクセがなくて、鬼束ちひろやGARNET CROWなんかを聞いてると
すごく幸せになれます。
ちょっと高音が控え目なようですが、天井が低いとかいうのではなくて
おとなしいけれど、可聴域の上のほうまで鳴るべき音は鳴っている感じ。
全体のバランスはとてもいい感じにまとまっていて、それでいて個々の音は
クリアに聞こえます。
派手な外見とは裏腹に、大人の音を鳴らすイヤホンなのでした。
このイヤホン、耳道をカナルで塞いでしまうのにオープン部分の意味は
あるのかな?と思っていたけれど、カナル部分で中~高音域を鳴らして
足りない低音域をオープン部分で補っているんですね。
低音は骨振動(軟骨?)で伝わるため耳道が塞がっていても問題なし。
心地よい低音にはきちんと理由があるようです。
無理してカナル部分で低音を鳴らさないため、鼓膜に与えるダメージが少なく
長時間聞いていても疲れにくいのもいいですね。
(そのぶん音漏れはするらしいけど)

ただ、それなりのイヤホンを買ってしまうとMP3やAACの圧縮のアラが
気になってしまうのが悲しいところ。
高音域、特にハイハットなどの金属音がきれいに鳴って、
しかも音の定位が揺れない、そんなフォーマットがあればなあ。
音の定位といえば、やはり悪の元凶は和差ステレオ。
副信号の音量にゆらぎが発生した場合、ステレオの音場が揺れるような
効果が発生してしまいます。
そもそも音声圧縮は人間に聞こえにくい周波数域の情報を削る技術だから
音声信号全体の音量の変化はあまり気を配ってないんですね。
さらに、和差ステレオでは副信号のビットレートは主信号より低く設定
されるため、どうしても副信号の品質は低下してしまう。
そもそも副信号(L-R)という、通常の音声とは異なる特性を持つ信号に
既存の音響心理学をベースにした音声圧縮技術をそのまま適用するのは
かなり乱暴なやり方なのです。
これでジョイントステレオなんて使った日には、ステレオと和差ステレオが
混ざりまくって悲惨なことに。
原理的に、音声圧縮と和差ステレオ(ジョイントステレオ)の相性は
あまり良くないのですが、iTune含む最近のエンコードソフトは
強制的にジョイントステレオに固定で圧縮してしまうようです。
(補足:MP3は選択できるけど、AACはジョイントステレオ固定っぽい)
フラッシュメモリの容量単価がガンガン下がっている今、ビットレートを
256kbpsくらい贅沢に使って、通常のステレオ方式でエンコードしてくれる
ほうがQOL(Quality of Listening)は向上すると思うのだけど・・・
暇を見て全ライブラリを再エンコしたくなる衝動に駆られる今日このごろ。
いや、むしろAppleロスレスのほうがいいのかな。
★★★
6/17追記
maxellから、どこかで見たようなカナル型が出ています。
直径13mmの大口径ドライバユニットを搭載した
高音質カナルタイプヘッドホン「HP-CN40」を新発売
(日立マクセル, 2008/6/16)
http://www.maxell.co.jp/jpn/news/2008/news080616.html

すんごいデジャブ感あふれるデザインです。
値段は4000円程度とのことですが、音質がどうなのか
気になるところ。
店頭で見かけたら衝動買いしてしまうかもしれません。
PR
SONYのMDR-EX85LP、新宿ビックカメラで約5,000円なり。
国内向けの延長コード付きモデルMDR-EX85SLの海外向けバージョンらしく、
ショートコード+延長コード(SL)か、1.5mのロングコード(LP)か、
という違いらしい。
iPod用としては少しコードが長すぎて取り回ししづらいのが物理的欠点。
胸ポケットにiPod入れて聞くようなシーンでは、コードクリップがあると
便利かも。
見かけはオープン型とカナル型を組み合わせたような奇妙なデザインで
もしやイロモノ系かなーと期待(?)したのですが、残念ながら
かなり素直に鳴ってくれました。
黒いiPod touchに赤いイヤホンが映えます。
バスドラムの低音がきちんと鳴って、しかもよく締まっている。
ヴォーカルもクセがなくて、鬼束ちひろやGARNET CROWなんかを聞いてると
すごく幸せになれます。
ちょっと高音が控え目なようですが、天井が低いとかいうのではなくて
おとなしいけれど、可聴域の上のほうまで鳴るべき音は鳴っている感じ。
全体のバランスはとてもいい感じにまとまっていて、それでいて個々の音は
クリアに聞こえます。
派手な外見とは裏腹に、大人の音を鳴らすイヤホンなのでした。
このイヤホン、耳道をカナルで塞いでしまうのにオープン部分の意味は
あるのかな?と思っていたけれど、カナル部分で中~高音域を鳴らして
足りない低音域をオープン部分で補っているんですね。
低音は骨振動(軟骨?)で伝わるため耳道が塞がっていても問題なし。
心地よい低音にはきちんと理由があるようです。
無理してカナル部分で低音を鳴らさないため、鼓膜に与えるダメージが少なく
長時間聞いていても疲れにくいのもいいですね。
(そのぶん音漏れはするらしいけど)
拡大写真。ランニングしても耳から落ちたりしないのも◎。
ただ、それなりのイヤホンを買ってしまうとMP3やAACの圧縮のアラが
気になってしまうのが悲しいところ。
高音域、特にハイハットなどの金属音がきれいに鳴って、
しかも音の定位が揺れない、そんなフォーマットがあればなあ。
音の定位といえば、やはり悪の元凶は和差ステレオ。
副信号の音量にゆらぎが発生した場合、ステレオの音場が揺れるような
効果が発生してしまいます。
そもそも音声圧縮は人間に聞こえにくい周波数域の情報を削る技術だから
音声信号全体の音量の変化はあまり気を配ってないんですね。
さらに、和差ステレオでは副信号のビットレートは主信号より低く設定
されるため、どうしても副信号の品質は低下してしまう。
そもそも副信号(L-R)という、通常の音声とは異なる特性を持つ信号に
既存の音響心理学をベースにした音声圧縮技術をそのまま適用するのは
かなり乱暴なやり方なのです。
これでジョイントステレオなんて使った日には、ステレオと和差ステレオが
混ざりまくって悲惨なことに。
原理的に、音声圧縮と和差ステレオ(ジョイントステレオ)の相性は
あまり良くないのですが、iTune含む最近のエンコードソフトは
強制的にジョイントステレオに固定で圧縮してしまうようです。
(補足:MP3は選択できるけど、AACはジョイントステレオ固定っぽい)
フラッシュメモリの容量単価がガンガン下がっている今、ビットレートを
256kbpsくらい贅沢に使って、通常のステレオ方式でエンコードしてくれる
ほうがQOL(Quality of Listening)は向上すると思うのだけど・・・
暇を見て全ライブラリを再エンコしたくなる衝動に駆られる今日このごろ。
いや、むしろAppleロスレスのほうがいいのかな。
★★★
6/17追記
maxellから、どこかで見たようなカナル型が出ています。
直径13mmの大口径ドライバユニットを搭載した
高音質カナルタイプヘッドホン「HP-CN40」を新発売
(日立マクセル, 2008/6/16)
http://www.maxell.co.jp/jpn/news/2008/news080616.html
すんごいデジャブ感あふれるデザインです。
値段は4000円程度とのことですが、音質がどうなのか
気になるところ。
店頭で見かけたら衝動買いしてしまうかもしれません。
この記事にコメントする
カレンダー
03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
ブログ内検索
最新記事
(01/31)
(01/14)
(01/13)
(01/08)
(12/24)
(12/21)
(12/18)
(11/30)
(10/25)
(10/20)
最新コメント
[08/15 Atsushi]
[08/15 ルシフェール]
[08/15 Atsushi]
[08/15 ルシフェール]
[05/15 Atsushi]
アーカイブ
カウンター
プロフィール
HN:
Atsushi
自己紹介:
MSXでハンドアセンブルしていた時代から幾星霜。
パソコンにまつわる話題を中心に、デジモノ・時事ネタを取り混ぜて気ままに更新しています。
パソコンにまつわる話題を中心に、デジモノ・時事ネタを取り混ぜて気ままに更新しています。
メールフォーム